アメリカのペッツコレクターの中で伝説となっている男性の伝記映画
工場勤務でギリギリの生活を送っていた男は一念発起して副業を始める
やり始めたのは「シリアルの懸賞品の転売」
何箱分かマークを集めて送るとオマケでもらえるおもちゃとコンベンションで売ると儲け出ることに気づき大量に購入・応募・転売して利益を上げていた
しかしメーカー側が対策を取りオマケは1家庭1個に制限されてしまう
仕入れできなくなった男はコンベンションでペッツが高値で取引されていたことを思い出す
そして、マニアや業者に探りを入れる中でレアなペッツは欧州の工場で手に入るらしいという情報を得る
工場の名前のと目印のペッツだけ持って男は息子と二人でオーストリア行きの飛行機に乗る
しかし、オーストリアは紛争中で武装した兵士が検問を敷くなど緊張した雰囲気だった
紆余曲折の末、結局ペッツのパッケージに書いてあった住所に行くと工場が存在した
工場で「アメリカから来た、ペッツを売ってくれ」というと中を案内された上で横流しのような形でペッツを大量購入することに成功する
ホッとしたのも束の間、今度は米の税関で止められ万事休す
しかし欧州ペッツ社と米国ペッツ社の間の契約に不備があり個人輸入が許されていることが判明、無事ペッツと共に入国を果たす
コンベンションでは1個25セントで買ったペッツが20~30ドルで飛ぶように売れた
売り上げを持って欧州に飛び、戻ってコンベンションで売るというループを繰り返す内に男は1年で10万ドル以上の利益を上げペッツ界の伝説となる
さらに新聞広告を出しペッツ通販を始め販路を拡大する
しかし、それをペッツアメリカ社長が知り激怒、欧州の工場に出禁となり仕入れができなくなる
窮地に追い込まれた男は心機一転オリジナルペッツ制作に乗り出す
デザインを考え工場に送ると個人でもペッツの制作が可能だったのだ
男のペッツはそのデザイン性の高さからマニアの間で話題となり1個25ドルでどんどん売れた
しかし翌年、なんとペッツ社が男のデザインを完コピしたペッツを1個2ドルで正規品として販売した
その結果男は対象の在庫を抱えおもちゃ業界から姿を消すことととなった
20年後、男は田舎で妻と息子と牧場を営んでいたが思いつきでこれまでの体験をブログに書き始める
そのブログのタイトルが「ペッツアウトロー」だった
途中インタビューで出てくるペッツマニアたちが一癖ありそうな面々ばかりで遠くから見る分には楽しい
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