世界的に売れた初の女性ロッカー、スージー・クアトロの伝記映画、日本盤のレコードも良く見るので当時の人気は知っていたが詳細の来歴ははじめて知った
姉妹バンドとして60年代前半からアメリカを巡業、ポップス期・サイケ期を経て英有名プロデューサーに見出されるがバンドとしてではなくスージー個人への引き抜きだった
これが家族の怒りを買い荷物をすべて捨てられ今日まで続くわだかまりを残すことになった
10代で覚悟の単身渡米をしたスージーはプロデューサーの力を借りながらルックスと音楽のスタイルを確立しヒットを連発する
バンドのギタリストと結婚し子供をもうける一方、プロモーション不足もあり母国アメリカだけ大きなヒットが出なかった
制作の人間が離れたことでチャートに上らなくなり私生活では離婚を経験する
しかしアメリカのテレビシリーズで男勝りの当たり役を得て役者としてのキャリアを開花その後ミュージカルでも主演し高い評価を得る
2020年代に入っても息子を含むバンドでパワフルなライブを行っており先駆者の凄みを感じる
ジョーンジェットなど彼女に憧れてロック界に入った女性たちのインタビューも本音で語られていて良い内容だった
コメント