ヴィットリオ・デ・シーカ監督による49年のイタリア映画、名画として名高いが内容がとにかくつらい
たまに見る「リアルな悪夢」が具現化されたような映画
自転車を盗まれたことが発端でここまでイヤな事態に陥るのかというくらい展開が巧い、演出も1つ1つすべて適切
主人公の試みが何一つうまく行かないのは逆に喜劇的、あまりにも身につまされるので笑ってしまう
イタリアも敗戦国で映る風景は戦後すぐの日本映画に似ていた
同時代の小津映画同様むきだしの人間が描かれている
「死ぬよりつらいことがある」と実感させてくれるほど救いのないラスト
その他のヴィットリオ・デ・シーカ監督作品↓
コメント