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「岸和田少年愚連隊」淡々と描写されるリアルなドロップアウト感覚

kishiwada-boys 日本映画

若き日のナインティナインが主演、井筒和幸監督の名作(小説原作)

ナイナイだけでなく天然素材のメンバーや野生爆弾、ブラマヨ吉田、木下ほうか、山本太郎(メロリンキュー)の若い頃が観れる

96年作だが70年代半ばの大阪を舞台にしている

入学から高校になるあたりの不良少年の群像劇、理由なき暴力→報復→反省せずにまた暴力というループが繰り返されるのが痛々しい

出てくる全員がちゃんとバカに見えるのがスゴイ

暴力により周囲の人が徐々に離れていく様がショーアップされずに淡々と描写されるのでリアルなドロップアウトの感覚が味わえる

一般的には知られていなかったであろう宮迫、FUJIWARA、野生爆弾の顔面の破壊力がスゴイ

メインの主演は岡村ではなくヤベッチで本人の特性とはことなる暴力的な役柄を頑張ってこなしていた

キャロルのチケットを持っているのだが「まぁ、またすぐ来るやろ」とライブに行かないという描写があるのだが、おそらくこの翌年にキャロルが解散しているので「二度と戻らない若さの象徴」として描かれている

挿入歌は有名曲(T-REXなど)が多いが愛を持って使われている感じがあって良かった

u-nextで視聴

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