当時Twitterなどで話題になった実話ベースのフランス映画(2012年作)
首から下が動かない大富豪の美術収集家と無礼だけど気は優しい黒人介助士との交流を描く
途中で気づいたが「男はつらいよ」の芸術家回(日本画家、陶芸家、殿様)と同じ構造をしている
自分におべっかを使うお付きの人達うんざりした芸術家がたまたま出会った寅さんと意気投合し生活を共に恋の手ほどきを受けたりする
ただ上流社会を皮肉る立場逆転の面白さは「男はつらいよ」の方が上だった
いわゆる「王と道化」的なストーリーでは道化役の演技が物語の真実味を左右するがこの映画の黒人俳優はなかなか上手だった
ただこちらの”寅さん”は下ネタを連発し、美術家に喫煙・大麻・セクシーマッサージを教え、高級な部屋を汚し、乱暴運転をするので観る人によっては不快感に思うかも知れない。
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