マカロニウェスタンの巨匠セルジオ・コルブッチについて関係者が語る映画
脚本家や同時代の監督の証言も面白いがメインで話すのはタランティーノ監督
タラ監督はコルブッチの大ファン、「ワンスアポンアタイムインハリウッド」でディカプリオがイタリア映画に出るシーンがあるがその映画の監督はコルブッチであるという裏設定があるとのこと
「ワンス」で撮らなかったが脚本は描いていたシーンが披露されて興味深い
またタラ監督の「ジャンゴ」の設定はコルブッチ作品から着想を得たとのこと
コルブッチ監督作品はとにかく暴力的、実家にいた時にBSで見たマカロニウェスタンの中にコルブッチ作品とは知らずに見たものが結構あった
タラ監督はその暴力的な傾向を「ファシズムへの反発」と見ておりコルブッチはムッソリーニ政権下のイタリアで過ごし少年時代は軍の合唱隊に所属する軍国少年だった
ムッソリーニとヒトラーが式典で握手した時に居合わせたという神話めいたエピソードもある
その反動か作中ではファシスト的な集団に抑圧された主人公が敵を皆殺しにするというモチーフが繰り返し登場する
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