アメリカアングラコミックの祖、リチャードクラムのドキュメンタリー映画
一番有名な絵はジャニス・ジョプリンのデビューアルバムのジャケット、グレイトフルデッドのアルバムもこの人かも
この人の影響下で雑誌MADが生まれ、それを読んだ赤塚不二夫が過激化したという流れもある
本人はギリギリ社会生活できているという天才タイプでウディ・アレンを彷彿とする
本人もスゴイが家族もスゴイ、父はDV異常者、母は市販薬中毒、兄はヒキニート、弟は痴漢で精神病院に入っていて妹2人は取材を完全拒否
街に出てもずっとスケッチをしているような人で取材時は写実的ながら皮肉の効いたイラストが多かった
外国のマンガ絵はあまり好みではないがこの人は線はキレイだと思った(絵の題材は基本エログロだが)
この人の描いた「Mr.ナチュラル」という人間の欲望をすべて肯定するキャラの言動は強烈
家族を取材するシーンは常に不自然な笑いが飛び交い明らかに不穏な雰囲気、この取材の翌年兄は自殺した
監修にデヴィット・リンチの名前があったが宣伝の為の名義貸しとのこと(ただツインピークスのオチと今作中で紹介された漫画のスジが類似していた)
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