日本映画 「岸和田少年愚連隊」淡々と描写されるリアルなドロップアウト感覚 若き日のナインティナインが主演、井筒和幸監督の名作(小説原作)ナイナイだけでなく天然素材のメンバーや野生爆弾、ブラマヨ吉田、木下ほうか、山本太郎(メロリンキュー)の若い頃が観れる96年作だが70年代半ばの大阪を舞台にしている入学から高校にな... 2025.03.24 日本映画
日本映画 「吹けば飛ぶよな男だが」ニューシネマ影響下のプロト寅さん なべおさみと緑魔子主演山田洋二監督の68年作プロト寅さんの一作だがアメリカンニューシネマの影響かと話がとにかく暗い「トルコ風呂のオーナーがミヤコ蝶々が主人公の生き別れた母」というのは寅さんの2作目と一緒大阪弁の言葉の面白さにフォーカスしてい... 2025.03.24 日本映画
日本映画 「湘南爆走族」社会のレールに乗らないことが憧れだった時代 江口洋介主演(主人公のキャラと同名だが偶然とのこと)、織田裕二のデビュー作ビーバップハイスクールとの違いはバイクに乗っているか乗っていないか江口の「手芸部の部長兼暴走族のリーダーでケンカが強い」という設定が腑に落ちずずっとモヤモヤする織田裕... 2025.03.24 日本映画
日本映画 「おかしな奴」渥美清が実在の落語家を好演 渥美清が実在の落語家、三遊亭歌笑を演じた映画。63年作演技のパターンとしては寅さんのパーツが既にそろっている感じ嫌いな兄弟弟子と乱闘するシーンは渥美にはめずらしくアクションをしている(渥美は結核で片肺がなかったので動きのあるシーンを嫌った)... 2025.03.24 日本映画
日本映画 「ひばり捕物帖 自雷也小判」ストーリーもセットも前作とほぼ同じで驚き シリーズ2作目、大声剣士もまた出ているが大声は控えめストーリーもセットも前回とほぼ同じという大胆な構成ひばりは今回も男役、女役、殺陣、舞台と大活躍ひばりが時代劇スターとして完璧に立ち回りなのでラストに歌い出して「そういえば歌手だった」と思い... 2025.03.22 日本映画
日本映画 「CUBE」普段映画を観ない人向けの映画 菅田将暉主演の21年作、カナダの映画のリメイク、巨大なキューブの中に取り残された6人がトラップを避けながら脱出を目指すというストーリー演劇的な舞台設定で演技も濃いめの味付け、セットのみの撮影で場面転換もないので俳優のギャラに全振りしている(... 2025.03.21 日本映画
日本映画 「ルックバック」原作を読んでいてもどんどん引き込まれる 藤本タツキ漫画原作のアニメ映画24年作原作を読んでいたが面白かった、アニメ向けの絵の作家ではないのに違和感なく動画になっていることがまずスゴい原作時点から脚本の出来がすばらしく、映画版も観ていてどんどん引き込まれた「最高のサクセスストーリー... 2025.03.18 日本映画
日本映画 「ゴジラ-1.0」見所はCGとのつなぎ目のなめらかな美術 米アカデミー賞も獲得したゴジラの2023年作、シンゴジラからCG路線を継承三丁目の夕日、アルキメデスの大戦と戦中~昭和初期の日本を描いてきた山崎貴監督らしく美術がすばらしく、CGとのつなぎ目のなめらかただ脚本はイマイチ、特に後半はご都合主義... 2025.03.17 日本映画
日本映画 「殿、利息でござる」見所は野外に再現された宿場町 阿部サダヲ、妻夫木聡らによる豪華キャストの時代劇(松竹、2016年作)キャストとロケーション(江戸時代の田舎の宿場町を野外セットで再現)で資金が尽きたのかその場所から移動がほとんどない「宿場でお金を集めてお上に貸して利息をもらって子孫を救お... 2025.03.15 日本映画
日本映画 「すばらしき世界」日本映画王道の撮り方が逆に新鮮 役所広司主演、世界で評価される西川美和監督の21年作西川作品ははじめて見たがどっしりとした王道の撮り方で逆に新鮮に映った刑務所から出た元ヤクザの男が社会に復帰できるかというストーリーで構成も各登場人物の造形もベタ、しかしそれを丁寧に撮られて... 2025.03.14 日本映画