ラテンアメリカのロックについてまとめたネットフリックスのシリーズ番組
50年代から90年代まで歴代のアーティストへのインタビューや当時の映像をふんだんに使った意欲作
50組以上のアーティストが紹介されたが1組も知らなかった、しかし音楽は良いものが多くこれからサブスクで聴くのが楽しみになった
50年代はカバー、60年代はビートルズスタイル、70年代や独自のサウンドの追及といった流れは日本のロック史と似ており、どの国でもロックの受容の仕方は同じなのだなと思った
ただラテンアメリカでは頻繁に独裁政権ができロックが弾圧・禁止されたのが日本と大きく違うところ
70年頃に初のロックフェスが行われたがそこで政府批判が起きたことでその後80年代末まで断続的に弾圧を受けることになる
逆にその時代にロックをやっていた人は命がけで活動(実際最も人気のあった人が見せしめに殺害された)していたので筋金入りのロッカーたちだ
80年代になると徐々に南米の中で国を超えて人気を持つグループが出て、90年代になるとCDブームが出来ようやく産業として成立するようになる
南米ではポリス(英国)が人気で影響を受けたバンド(SODA STEREO)が多かった
ラテンロック50年の歴史でもアメリカでヒットしたのは1人(リッチーヴァレンスのラバンバ)だけというのも米チャートの壁の高さを物語っている(ラバンバのヒットは坂本九と同じ時期でその次はBTSまで待たないといけない)
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