BE BOP HIGH SCHOOLシリーズの最高傑作かつ日本のアクション映画の中でも突出した作品
シリーズ5作目、主人公の一人ヒロシが登場せず(俳優の人が音楽活動のツアーのため)、仲村トオルとライバル高校の小沢仁志(若い)の対決に焦点が置かれる
序盤の恒例のオバカムードだが徐々にシリアスに
高三に対する高二の不満が溜まり造反、戦争(高校対高校のケンカ)にしたくないトオルと仁志だったが二年のキレ物(かなり良い演技の役者、ただ他の映画では精彩を欠いていた)の悪だくみにより状況は混沌としていく
組=高校と置き換えたヤクザ抗争映画の脚本になっている、過去4作ではほぼストーリーらしいストーリーがなかったので驚いた
中盤以降無限に続くアクションシーン、廃工場→巨大プール→鉄道の車両基地と絶対つながらないシーンを「茂みを超える」ことで強引につなげている
「〇〇逮捕」のテロップは仁義なき戦いのオマージュ
仲村トオルが殴られた時の「食らい顔」は通常の役者と大きく違う上にリアリティもないのだがなぜかクセになる
ラストの廃デパートでの集団乱闘も予想をはるかに超える規模、ギミックの連発で驚く
上層階からのジャンプは脚本上も撮影法もかなり無理があるのだが謎の説得力があるイリュージョン、ここで通じない嘘が観れる
音痴過ぎるテーマ曲(音頭)や泉谷しげるの客演も楽しく見どころだらけの1本だった
u-nextで視聴
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