日本映画

「CUBE」普段映画を観ない人向けの映画

菅田将暉主演の21年作、カナダの映画のリメイク、巨大なキューブの中に取り残された6人がトラップを避けながら脱出を目指すというストーリー演劇的な舞台設定で演技も濃いめの味付け、セットのみの撮影で場面転換もないので俳優のギャラに全振りしている(...
海外映画

「メッセージ」人種間のコミュニケーションの本質に迫る意欲作

宇宙人襲来モノのSF作、日本でも本作に出てくる宇宙船の形がお菓子の「ばかうけ」に似ていることでTwitterで話題になっていた派手なシーンは少ないがとても丁寧に撮られている、世界12カ所に突如宇宙船が現れ人々は混乱する中、言語学者が宇宙人か...
海外映画

「チャッピー」娯楽作として観るには悪くないSF映画

ロボット警官が暴走する2015年のSF作品、ロボコップのテーマにAIを掛け合わせているAIを開発するインド人をスラムドッグミリオネアの人、ライバルの開発者がウルヴァリンの人、ロボット会社の女社長がシガニー・ウィーバーという布陣CGがかなり良...
海外映画

「チケット・トゥ・パラダイス」性格の不一致で離婚した夫婦が娘のスピード婚を阻止

ジョージクルーニー、ジュリアロバーツ主演の22年作、性格の不一致で離婚した夫婦が娘のスピード婚を阻止するためにタッグを組むコメディだが場面場面の人間描写が適切なので楽しく観れたジョージクルーニーは全カットでスターの顔をしていて流石バリ島ロケ...
海外映画

「生きる LIVING」黒澤明の名作をカズオイシグロの脚本でリメイク

黒澤明の名作をカズオイシグロの脚本でイギリスを舞台にリメイク当然オリジナルの方が出来がいいのだが元脚本の良さは失われていなかったほとんど元脚本に忠実だったが日本では居酒屋で語り合うシーンが通勤列車のボックスシートでの会話になっていたあと、コ...
海外映画

「サーチ2」ラストまで展開が読めない優れたサスペンス映画

WEB画面だけでストーリーが展開するシリーズの2作目(2023年作、原題は「Missing」)出てくる要素は前回とほぼ同じだが前作以上に脚本が練られておりさらに面白かっただれが良い奴で誰が悪い奴かほぼ最後まで分からなかったので優れたサスペン...
海外映画

「自転車泥棒」リアルな悪夢が具現化されたような映画

ヴィットリオ・デ・シーカ監督による49年のイタリア映画、名画として名高いが内容がとにかくつらいたまに見る「リアルな悪夢」が具現化されたような映画自転車を盗まれたことが発端でここまでイヤな事態に陥るのかというくらい展開が巧い、演出も1つ1つす...
海外映画

「グレイテスト・ショーマン」見所は普段映画を観ない人でも楽しめる工夫

ラ・ラ・ランドの制作陣が作ったヒットミュージカル(監督は別)、普段映画を観ない人でも楽しめる工夫が詰まっていた大恐慌の頃のアメリカを舞台に、今のサーカスのフォーマットを発明した実在の人物が主人公音楽は完全に現代のヒットチャートのスタイルに振...
海外映画

「踊る騎士」見所はアステアによるドラムを使ったタップダンス

フレッド・アステア主演の30年作、コメディタッチのストーリーにミュージカルシーンは絡むオシャレな一作(原題は「A-Damsel-in-Distress=困っている乙女」)人気者の主人公アステア(なぜ人気があるのかハッキリしない)がひょんなこ...
海外映画

「ひまわり」ソフィアローレン目当てで観ると凹むヘビーな反戦映画

自転車泥棒のヴィットリオ・デ・シーカ監督が撮った日本でも人気のある一作(1970年)、ヘンリーマンシーニによるテーマ曲も有名ソフィア・ローレンの肉体を拝みにきた男性が凹んで帰ることになるヘビーな反戦映画イタリアからロシアに出征して帰ってこな...